第2話 「山梨県八田村」
さて、奇跡的に大学に合格した僕は、
かねてより念願だった一人暮らしの権利を手に入れ(^^)、
それに伴って山梨県は甲府市の住民になっていました。
つまりは住民票を写したわけです。
そして、いろんな趣味を一通りし終わって(内容はひ・み・つ♪)
幼い頃と同じ車好き好き人間に戻っていた僕は、
(ちなみに、僕が最初に覚えた言葉は"ゴレンジャー"と"カウンタック"だそうです(^^;))
自動車運転免許証を取得すべく、山梨県の免許センターがある
八田村という所に足を運んでいました。199X年、よく晴れた夏の日の事です。
試験終了後、結果が発表されるまでの間暇だったので、昼飯でも食べようと
僕は外をブラブラしていました。
そして、とある中古車屋さんの前を通りかかった時、
僕の目の中に真っ赤に輝く一際目立つ物体が飛び込んできたのです。
「おお〜、カッコええ!!」
僕はふらふらとその物体の方へと引き寄せられていきました。
グルっと、周りをゆっくり一回り。ドアノブの脇にNSXの3文字。
「おお、これがあのNSXか・・・」
周囲を見回してみると、・・・誰もいません。
おそるおそるノブに手を掛けてみると・・・、「ガチャ」。開いちゃいました(^^;)。
もう一度周囲を見回し・・・、やっぱり誰もいません。
(今考えると、とっても不思議な事なんですよね、↑これ)
僕は、意を決して(小心者ですので;;)シートに座り込んでみました。
包み込まれるような、それでいて何かゆとりのある空間。とてつもなく低い視点と
限りなく寝かされたセンターコンソール(当然、当時はそんな単語は知りません(^^;))、
9千回転まで刻まれたタコメーター。
何かとんでもない車に乗っているという感覚が僕を支配していきます。
僕の思考回路はだんだんその機能を失っていきました(^^;)。
と、その時、僕はとんでもないものを見てしまったのです。キーがささってるじゃないですか!
僕の思考回路は完全にその機能を失っていました(^^;;)。
僕の右手はふらふらと伸び、そしてそれをつかむと一捻り。
「ガオオオォォォォンン!!!!」
「うわああああああああああああああ!?!?」
(注:色は音の抑揚を表しています(^^;))
ものすごい爆音(あくまで当時の記憶で、ですが・・・)が背中から僕を襲いました!
僕、かしまよしきがミッドシップに、そしてNSXに目覚めた歴史的瞬間(笑)です!!
完全にイってました(爆)。
時は199X年、所は山梨県八田村。
よく晴れた夏の日の午後の出来事でした。